たま駅長
by ジェイマップサービス
動物駅長のさきがけとなった「たま駅長」についてお話をします。
○誕生秘話
「たま駅長」は、当時の南海電鉄貴志川線の貴志駅 の作業場で飼われていた
母親の「ミーコ」によって貴志駅で出産。そのまま貴志駅の隣の「小山商店」で
飼われる事となった。2003年に、赤字解消のために貴志川線の廃止が南海電鉄より 発表された後、岡山を基盤にする両備グループに引継される事が決まる。
それに伴って貴志駅が南海電鉄の社用地から紀の川市の公有地になり、飼い主が
両備グループの社長に頼み込み、社長が招き猫として駅の発展に尽くしてほしいと「た ま」を「駅長」に母親の「ミーコ」を助役に任命したのです。飼い猫が駅長に、この発 想が広がって、動物駅長のブームのきっかけとなったのです。
○たま駅長の貢献度
この駅長の話題は、瞬く間に全国に広がり、駅長就任まで1日平均乗降客が
約700人だったのが、就任後約 15%UP、又GWの乗降客がイチゴシーズンと重なる事もあり 約40%UP。この効果で和歌山県の経済効果が約11億円にもなるとの試算も出る程です。
私も以前貴志駅にたま駅長を見に行きましたが、たま駅長の駅長室は、ちょうど改札 を出る左側にあり、人がたくさん群がっていたのでした。平日でもすごい人気で。たま 駅長を見るのも一苦労でした。
○なんと・・・
これらの効果により、たまは両備グループからだけでなく、和歌山県や各種動物
愛護団体のNPOからも表彰され、去年12月にはその功績がたたえられ、執行役
員に就任した。そのご褒美がなんと・・・貴志駅の新駅舎である。この駅舎、8月4
日に開業。屋根が檜皮葺風の屋根に、「TAMA STATION」の文字、そして目をあしらっ
た窓など、たまの家をモチーフにした駅舎になっております。普通の駅舎とは大違いの 立派なギャラリーもある様で、又以前行かれたお客様にも、もっとたま駅長の存在が理 解してもらえるものになってるのでしょうね。
○場所・行き方
貴志駅へは自動車の乗り入れが不可能である為下記の2つの方法で訪問する事にな
る。JR阪和線和歌山駅で乗り換え、和歌山電鉄貴志駅まで乗車。(所要時間32分
で運賃360円)もしくは車・バスの方は、和歌山鉄道の本社がある
「伊太祈曽」駅で駐車し、そのまま貴志駅まで乗車。
(所要時間13分で運賃280円)
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